最近は雑学ブームなので、流行に乗り遅れないようちょっとした話のネタになればと
願っております
《総入れ歯第一号は?》
部分入れ歯は、紀元前4、5世紀ごろからありましたが、総入れ歯(全部歯がない場合の入れ歯)となると、技術的にも難しくなり、1680年頃、オランダで作られたものが最古だとされています。日本でも、柳生飛騨守宗冬(やぎゅうひだのかみむねふゆ)(1613〜1675年)が使ったという、つげの木に石や釘を埋め込んだ精巧な総入れ歯が残っているそうです。この言い伝えが真実なら、最初に総入れ歯をした人は、将軍家指南役だったということになりますね。
《ヒツジの歯は下あごだけ?》
ヒツジだけでなく、ヤギやウシ、シカやキリンなどにも、上の前歯はありません。草食動物の中の反芻をする動物たちには、上の前歯がないのです。でもないのは上の前歯だけで、奥歯は上下にちゃんとあります。口に入れた草をすりつぶすのには奥歯を使っているのです。人の前歯が物を噛み切るためにあるのと同じで、草食動物も草をちぎるために前歯を使います。ヒツジやヤギは上の歯がないかわりに、上の歯ぐきがとても硬くなっています。下の歯と上の歯ぐきを噛み合せると、ちょうど包丁とまな板のような働きをするのです。そうやって草を噛み切っているわけです。そして胃の中で反芻し、消化を助けます。
鼻を器用に使えるゾウの場合は、鼻で草をつかんでちぎります。ゾウのキバは上の門歯が変化したものですが、このキバを除くとゾウには奥歯しかありません。同じ草食動物でも、いろいろな食べ方があるのですね。
《お歯黒って何?》
お歯黒は、古釘などをお茶や酢の中に浸して酸化させたもので、お歯黒を入れた壺を亭主にまたいでもらうと、黒がきれいに出ると言われていたそうです。お歯黒をした人妻の口元に、昔の人は色気を感じていたそうです。
《総入れ歯第一号 −続き−》
ホームページに載せてみると、新たな情報が入るものですね。
どうやら、もっと古い義歯が発見されていたみたいで、世界最古の総入れ歯は、天文7年(1538年)4月20日、74歳で往生した和歌山市東参道南畑の願成寺の草創者、仏姫の木床総義歯だそうです。
また、いろいろな情報をお待ちしております。