「い」ろは色々、個人差がある
歯の色調は、人種によって皮膚の色が異なり目や毛の色も違うように、また同じ日本人でも肌の色に個人差があるように、同じ口の中にならんでいる隣の歯でさえ違うものです。「真っ白い歯」という概念で、歯を白くしてほしいと望む人があります。しかし、だれの歯も決して白くはなく、個性的ですし、歯にマニキュア的処置を施すことなどは邪道です。何でも磨けば白くなるとして、歯の表面の一番硬いエナメル質部分を磨耗させてしまっている人も多くいます。もちろん各人の歯質や歯列に合った歯ブラシを選択して、食事の食べかす・歯垢(しこう)を除くために適度に使用することは大切で、歯磨きの目的は、もとよりここにあります。 |
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「う」っかり虫歯にするより、ちゃっかり治療
虫歯の進行した度合いを、C1からC4まで分類します。学校の歯の検査でご存じのはず。咬合(こうごう)面や奥側の隣り合わせ部分の虫歯は発見しにくいので、知らぬ間にC3くらいにまで進行しているのに驚かされ、そうなれば手遅れということは珍しくありません。学校検診表を受け取った時に歯科医院を訪ね初期治療すれば、治療時間も費用も少なく済みます。 |
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