先日、家族で猪名川町のホタルスポットにホタルを見に行きました。
日本人はホタルと花火が好きだというのを聞いたことがありますが、無数のホタルの光が川面に浮かぶロマンチックな景色を見ると、そういわれるのも納得です。
その感激の景色を写真入りでこの会員だよりに載せようと、後日改めて、診療後夜遅くに、小雨の中、再び写真撮影のために行きました。しかし、先日とうって変わって、まばらにわずかなホタルがいるに過ぎませんでした。その時の少ないホタルを接写したものが下の写真です。
恥ずかしながら、ホタルについて全く知らなかったのですが、その後、調べてみると、あんなにいたホタルが激減していたのは、時間と天候が悪かったようです。ホタルが多く飛ぶのは、生暖かく風の無い日で、逆に雨の日や風の強い日、冷え込む日にはあまり飛ばないようです。また、時間は8時台がピークで9時を過ぎると減ってくるという事でした。
他にもいくつかの知識を得ましたので少し記したいと思います。
ホタルの代表的なものには、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、等がいますが、ホタル科に属するものは40種以上いて、うち約20種が沖縄に棲息します。(写真はゲンジボタルのようです。)
ホタルが光るのは、オスとメスが出会いのための合図を光で交信するためで、光を発して飛んでいるホタルのほとんどがオスで、メスは草むらで弱い光を発してオスを待ちます。
童謡にあるようにホタルは甘い水が好きなのかと思っていましたが、別に甘くなくともいいようですが、成虫になってからは水しか飲まないとのことです。
6月ごろにサナギから羽化し、成虫になりますが、その後、2週間ほどで死んでしまいます。(水しか摂取しない為に幼虫時代の栄養分が尽きると死んでしまうようです。)
汚れた川にはホタルは棲まないのは知っていましたが、具体的には、棲息に適した環境は、きれいなゆるやかな水で、幼虫の餌であるカワニナ(巻貝の一種)が棲んでいて、アルカリ性・有機毒物が少ないことが重要なようです。
短期間に断片的に得た知識ですので間違い等ありましたら、お教えください。