お母さん・子供編

成　人　編

高　齢　者　編

早期治療が決め手です。３０代からの歯周病（ししゅうびょう）

「最近　歯が浮くような感するんだ。年のせいかなあ？」 「何言っているのあなた。まだ四十を超えたとこでしょ。年よりくさいこと言わないの！」

		「でも、口臭がひどくなったような気がするし歯ブラシを使ってもよく出血するんだ。疲れたり肩がこるとよけいに歯が浮いてしっかりかめないんだ」
		「それだったら歯周病（ししゅうびょう）じゃない。あなたって、忙しいとかいって歯みがきをしっかりしないし。せめて寝る前ぐらいやらなきゃ。わたしなんか、日に二十分ぐらいやってるわ」
		「そうだなあ。でもオレ、いままでむし歯になったことないし、だから歯医者にかかったことがないのが自慢だったんだがなあ」

「そうね。でも、むし歯の少ない人は歯周病（ししゅうびょう）になりやすいともいうわよ。わたしのかかりつけの歯医者さんもおっしゃってたわ。三十過ぎたら、むし歯だけじゃなく歯ぐきも注意しなさいって。わたしも歯石がつきやすい方だから半年に一度は検診をうけてとってもらってるの。歯ブラシ指導もしてもらっているわ」   「歯石って何だ？」   「歯垢（しこう）が固まって石のように歯についているの。歯周病（ししゅうびょう）の原因になるそうよ。ひどくなって歯がぐらぐらになってくると大変よ。なんてったって初期治療が一番。よくかめないと胃腸にも負担がかかって、成人病の原因にもなるし、老化を早めるわ。まだまだこれから頑張ってもらわなきゃならないのに、一度、近所の歯医者さんでみてもらったら」   「うん、おもいきって行くか！」