人間を含めてすべての動物は、本能として親が食べたことのないものは子供に与えない。しかし、時代の文化や価値観に流され、本物の食品を見分ける目を失ってしまった人間は、過去に摂取したことのないほど多量な砂糖を子供に与え、抵抗なく加工食品を受け入れてしまった。従って子供たちは、化学調味料の味を「おふくろの味」と思い、おやつは缶ジュースとクッキーやケーキ、またはスナック菓子が大好きなのです。
また、子供たちが好んで食べるハム、インスタントラーメンのなかには、10数種類の食品添加物が含まれていたり、練り製品の中には予想外の量の砂糖が使われている物があります。このように、食品のなかには母親が気づかない間に、摂取させられてしまっている砂糖や食品添加物が多くあることも忘れてはなりません。
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こうして育った子供たちに「甘いものはむし歯になるからやめなさい」と母親がいったところで、子供には納得できないでしょう。
母親の生き方、考え方は子供を全面的に支配している。これは就学前の子供に特にいえることで、「甘いもの」に対する考えもすべて母親の考え通りである。 |
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